森川ピアノ教室

江戸川区一之江1丁目。焼肉平城苑からすぐの所にあるピアノ教室です。レッスンの事、気づいた事、教材研究などの手帳代わりの記録ブログです。

好奇心!

急に寒くなり、部屋に生徒が入ってくるだけで冷んやり!温度が下がる気がします(^ ^)手袋必需品ですね。元気に年末年始を迎えるべく、風邪ひかないように!です。


受験生もいるので、教室ではゴミ箱をしばらく撤去いたしました。鼻をかんだらゴミはお家へお持ち帰りして頂きます。レッスンの夜から熱が出て"実はインフルエンザだった"Σ( ̄。 ̄ノ)ノなどの危険回避のためです。蓋つきのゴミ箱ですが、ズボラな私が毎日きっちり回収して消毒する作業を2月終わりくらいまで続けるはずはなく、生徒の皆様にご協力頂いた方が早いので。


さてさて先週から今週にかけて高校生の試験というのが契機というわけではないのですが、奇妙な連鎖から勉強に関わる諸々が飛び込んできまして、、まずMOOK STUDYの日本の歴史が面白いと聞いて、2年ぶりくらいにPodcastをまた聞き始めました。脱線が面白いのと、あぁそうだよね!と今まで考えなかった視線から見られる事、知らなかった事もたくさんで、本当に面白いです!廃藩置県なんて、「藩をなくして県にしたよ」くらいにしか覚えていなかったけど、そうだよそりゃ大変な事だよねっ!!と思ったり、はい、色々です。おぉ!!です(*^^*)


数学も、何故か保体も話題があるのだけれど、置いておいて、、とにかく先週から今週は本庶佑教授(博士とお呼びすべき?)。。。何から書いたら良いのだろう。。ノーベル生理学・医学賞に輝いた素晴らしさはもちろんなのだけれど、東大の上昌広氏が以前本庶氏がノーベル賞を逸した事について非常に残念で経済効果ばかりを追う日本医学界などについて書かれていた(記憶で書いているから細かくは違うかもしれない)のを読んでいたから、本庶氏のお名前をノーベル賞受賞と知った時、!!って思ったのでした。それで話は先週友人としたフルートの話しに繋がり。。詳しくは書けないというか話が飛びすぎて書けない。とにかく東京交響楽団で少し?15年くらい?前まで首席フルート奏者であった日本フルート協会会長の佐々木真氏は芸大ではなく、京都大学理学部物理学科ご卒業。その京大のサークルで一緒にフルートを演奏していたのが本庶教授。で、ノーベル賞受賞にあたり講演なさった内容をお読みしようと思ったところ、先に出てきた2016年京都賞受賞時の講演録をお読みする事になり。


これが本当に面白い。B.C.14Cの話し、免疫immunityの語源、巧妙な獲得免疫の仕組みのおかげで脊椎動物は現在も地球上で繁栄している事、ご自身の少年時代、ハラハラする特許共願者小野薬品工業撤退条件を米国ベンチャーから出された後の幸運な展開!(すごいです!)、小野薬品と共同開発にメダレックス社がなった事による、「PD-1に結合してもT細胞を殺さないようデザインされたヒト型PD-1抗体」・・こんな高尚な"デザイン"の使い方は初めて(^ ^)・・を作成し2005年特許、翌年には米国FDA公認で治験開始。日本はなんと2年遅れで開始。長年の基礎研究の、そして素人では難しい事を分かり易く端的にまとめてらっしゃる。ぜひぜひノーベル賞の前のこの講演録をたくさんの人にお読み頂きたい。真摯な研究姿勢がひしひしと伝わります。

講演は600名以上の協力、その他研究機関・家族への感謝で締めくくられるけれど、18枚の文書の中にも事あるごとに協力した方、一緒に研究した方のお名前がたくさん挙げられている。

ちょっと厳しそうなお顔だし〜審査員にいたら嫌だ的な〜賞がというよりもこの研究は本当にすごいのに、なんとなくマスコミに取り上げられていない気もするけれど、抗がん剤に変わる抵抗性がん細胞を生まない免疫による治療。今の段階ですごい効果を出しているこの研究はすごい。京都賞稲盛財団も素敵です。


山中伸弥教授との対談で1992年PD-1論文発表からの研究を支えてきた原動力を聞かれての本庶佑教授のお答えは「好奇心でしょうね」でした。京都賞の講演録にも少年時代の好奇心のお話しがチラッと出てくる。

本庶教授がフルートをお始めになったのは京大の医学部に入ってからだそう。なのにサークルの演奏会責任者をなさっている。ゴルフもすごいらしい。きっと好奇心があると何でもできちゃう方なのだ!


こんなにすごい人と比較をするのは何だけれど、それでも私の生徒たちを見ていてもどの生徒も興味・好奇心を持ったり、何かこうしようと自分で決めた時のパワーには驚かされる。真剣さや、こうしたいっ楽しいっという前向きな気持ちの見えるレッスンはこちらや周囲を巻き込んで面白いように展開していく。私は常にピアノの音が鳴っていればワクワクしているのだけれど、一方通行だけは避けたい(*^^*)


余談だけれどピティナのグランミューズで以前受賞した栗本康夫氏も京大ご卒業の眼科医。iPS細胞による世界初の移植手術をなさった。この時のピティナのインタビューも大変興味深いものでした。いくつかあって、、どれだったかな。今行われている某コンクールに出ているのも音楽かと思ったら医学部生。(私のいとこの子も今年医大生になりましたが、残念ながらピアノやっていません。どんな風に楽譜を読み解釈して行くのか過程を見てみたい。もうお亡くなりになった小さい時から診ていただいた内科の先生はピアノ得意で、よくツェルニーどこまで行った?と聞かれた。あの頃もっと聞いておくべきだった!)

(*^^*)芸大音大もがんばらなくちゃね!


ノーベル賞の講演も読むの(聞くの)楽しみです。

生徒のレポート1つと卒論2つも読む予定です。

こちらも楽しみ♪

生徒たちもそれぞれに色々と頑張ること何でも発展して行きますように!!(o尸'▽')o尸゛フレーフレー


全くピアノでなくなりましたが、、ピアノももちろんみんな頑張っています!!

良い雰囲気。有り難いです。